DTMの世界へ入ったキッカケ

こんにちは、みのるしあです♪
社会人になってから、様々な選択肢が広がり、色々と興味が溢れ、新しい経験をすることばかりで、刺激的な毎日をしばらく送っていました。
ロードバイクで旅をしたり、観光したり、写真にハマったり、ジムで筋トレをしたり。
そういった新しい趣味を行う時間が増え、今までずっと続けていた音楽、楽器から少し遠のいていた時期。
それでも、心の奥にずっと音楽をやりたい気持ちがずっと燃え続けていて、ある程度落ち着いた頃に、自分はやはり音楽を、自分ができるところまでやり切りたいと思っている事に気が付きました。
それである程度お金が溜まって落ち着いた時に、ふと、今までいつかやろうと思っていた、DTMを、本格的に勉強し、今まで自分が作った曲や、その他の音源、それを今でも一緒に音楽をやっている仲間と、上質な音源を作ってみようと思い立ち、それに向けて行動を開始しました。
DTMを始める上で、何からすればいいのか、最初は全く分からず、楽器屋の店員さんや知り合いに聞いても、難しい単語が多く、画面を見ても、取っつきにくそうな難しいレイアウトで、こんなのが自由に使えるようになったりするのかと、先行きが見えない世界だなと思いました。
始める上で最低限必要なものは、PC、オーディオインターフェース、DAWソフト
。どれも高額で、一気に買うためにはそれなりに準備が必要だと思いました。
PCはメモリ4GのCorei5の7Gen、オーディオインターフェースはスタインバーグのUR242、DAWはCubase pro 8.5で揃えました。
キューベースは3段階のグレードに分けられており、値段も全然違ったので、最初は一番安い、エレメントで良いかなって思いましたが、Proはトラック数無制限、ボーカルの補正機能等、本当に欲しい機能が揃っていたので、無理してProを購入。
店員さんに、最初はマニュアルもセットで買って、じっくり設定の部分からやった方が良いよってアドバイスをもらったのですが、
MTRで音源を作っていた経験があり、要領は掴めているから大丈夫だと勘違いしてしまい、マニュアルを買わずにスタートを切りました。
案の定、インストールの段階から若干難しく、ようやくできたと思ったら、最初の画面から何をすればいいか全くわからなかったです。とにかく音が何も出ない。
それから、メトロノームの音を出すまでに5時間費やして、スマホで調べてもそれから先の事が良く分かりませんでした。
次の日には、すぐにマニュアルを買いに行き、店員さんにも軽くアドバイスをもらって、再度設定から慎重にスタート。初めてギターの音が出た時は感動しました。ドラムの打ち込みは直感的で変わりやすく、シンセも分かりやすかったので、とりあえずこれで1曲作れそうなことがわかり、嬉しかったです。
しかし、根本をしっかり理解していなければ、途中で音が出なくなって、解決するのに膨大な時間を費やし、エラーが出ては、また問題解決作業で、中々スムーズに事が運びませんでした。
あらかじめ用意できていた音源。演奏を録る時間は3時間もかからなかったのに、その他の時間が膨大。
ようやくできた1曲。しかし、迫力も無ければ、音がしょぼく、MTRで録ってた時の方が明らかに音が良く、困惑。
それから、色々と勉強して、試行錯誤、トライアンドエラー、詳しい知人に聞いてもらいフィードバックを貰うなどして、ようやく、MTRの時の音源を超えれました。
まず、ギターやベース等の生楽器を録る時の、モノラルに設定を変えたり、細かい基本的な設定方法を覚える事、各楽器のイコライザーの周波数の特徴、自分の出したい音との兼ね合い、音の定位、縦やら横やら。
DTMでの音源制作は、音の本質や理屈を知り、各楽器との兼ね合いを上手く活かし、音質をひたすら向上させていくといった、とてつもなく奥が深い世界だと知りました。
機材を良くすれば、それだけ音質に反映されるというのは、一般人には頭打ちがあるので、徐々に進化させるとして、根本的な、知識だったり、感覚の部分の成長を如何にレベルを上げて行けるか。
そのためには、勉強は必須として、トライアンドエラーを繰り返し、色々なプロの音源を聴き、経験値を重ねる事によって得られる感覚やセンスを上手く使う必要があり、時間がいくらあっても足りない。
モニターヘッドホン、スピーカーのクセみたいなものも慣れが必要で、自分がこうしたいっていうバランスに整えるためには、そのクセを見抜いて、それに合わせて調整する必要を感じたり。
新しい音源ソフトや、機材を導入すれば、それを使いこなすために基本から勉強し、実際に使ってみて感覚を養っていく必要がある。
そして、その使う物の選択肢が沢山あり、どれが自分にとって最善なのか、使いやすさ重視なのか、機能重視なのか、等、1つ1つ選ぶ際の情報量もとてつもない量になります。
しかし、それらを把握して、ちょっとずつ音質が向上したり、失敗して改善して、試行錯誤しながら、自身の中で最高の音源を作っていく作業がとても充実して、人生単位で潤いをもたらしてくれます。
自分にとって、最高傑作だ!と思った音源でも、プロの音源と比べると、何だこれってなったりするのも楽しいし、3か月前に作った音源が、3か月後には、微妙な音に感じて再度やり直したりして、やる事が尽きません。
この先に、自身が納得の行くところまで突き詰めていって、満足した音源が残ればいいと思っています。もしその先に、限界を感じ、それでも究極の音源を残したくなったら、その時は、プロにお願いしようと思っています。(笑)
その個人制作での限界ラインまで、最善を尽くしていきたいですね。